メンタルヘルス東京

労災認定された精神疾患の発症原因ランキング

過労や職場のいじめでうつ病などの精神疾患にかかり、労災認定される件数が増えてきています。

 

例えば、2012年度に労災認定された人は前年度から150人増えて475人。
これは3年連続で過去最多を更新したことになります。

 

その原因のランキングです。

 

【労災認定された475人の発症原因上位ランキング】
1位 「仕事の内容や量の変化」 59人
2位 「嫌がらせ、いじめ、暴行」55人・・・前年度より15人増
3位 「悲惨な事故や災害の体験・目撃」 51人
4位 「上司とのトラブル」 35人・・・前年度より19人増
5位 「1か月80時間以上の時間外労働」 30人
6位 「セクハラを受けた」 24人・・・前年度より18人増

 

特徴としては、上司とのトラブルやセクハラといった職場での対人関係が原因で発症する事例が増えています。

 

労災認定を受けた人のうち自殺者(未遂を含む)は93人、これは過去最高。

 

労災の申請件数は1257。
これにより4年連続で千人超え。

 

厚生労動省は11年12月から、労災認定の新基準を適用。
業務による心理的負荷について具体例などを明示して、基準がわかりやすくなったことも申請が増えた要因ではないかと職業病認定対策室はみています。

 

【認定者の業種別】
1位 製造業 93人
2位 卸売業・小売業 66人

 

【年代別】
1位 30代 149人
2位 40代 146人

サービス残業の経験が35%

民間の会社で働いていて、サービス残業している人ってどのくらいいるのでしょう?
世の中の流れからして減少傾向にあるような気がしますが、その実態は。

 

連合総研が首都圏および関西圏に住み民間企業で働く20〜64歳の2000人を対象に2015年9月の労働時間を調べた結果です。

 

管理職以外で残業手当をもらえる立場の人で485人のうち、35%が「手当の申告をしなかった時間がある」と回答。平均すると18.1時間というので月に20日出勤する場合、一日につき1時間弱のサービス残業をしていることになりますね。

 

調査に応じた59%はきちんと申告していたと言います。では、申告しなかったと答えた理由が気になるところ。大体想像つきますか?

 

・自分で調整した:69%
・上司から言われた:18%
・残り不明

 

ここで、自分で調整したとありますが、その理由としては多い順に、

 

・申告しづらい雰囲気
・なんとなく
・手当に限度がある

 

となっています。

 

今回調査した2000人のうち、管理職まで含めた場合だと37%が申告なしで残業をしていて、その平均時間は38.4H。

 

そもそも残業した理由が多い順で、

 

・人手が足りない:44%
・突発的な仕事がある:41%
・手当を生活のあてにしている:22%

 

残業は必ずしも企業側に原因があるだけでなく、働く側の都合も1割あるということですね。

 

(データ出典:2015年12月26日日経夕刊)